渋谷トレッキングツアー

  • 2013.07.04 Thursday
  • 23:59
JUGEMテーマ:建築/旅
先々週の6/22土曜日。
日本建築家協会渋谷支部のトレッキングツアーに参加しました。

渋谷駅周辺の超レアな場所〃を巡る約3時間の、「ちい散歩」のような。
いや内容が裏なので、「ブラタモリ」系か・・・

スタートはヒカリエ。









渋谷駅は今後、大きく変わるのですよね。2020年頃を目途に高層駅ビルができるのです。
2020年といえば、そう東京オリンピック!!(受かれば)

集合写真・・・これだけの人数が参加!

東横線のホームはこれから解体され・・・ここもビルに。
僕はずっとこの駅を使っていたので寂しい気分。

奥には解体される東急百貨店。
いっぱい増築されて、この形になったとか、建物の地下に渋谷川が流れているとか、いろいろな逸話や情報を聞くことができましたよ。

このバスロータリーの場所にヒカリエと同じような高さの高層ビルが。

3階レベルにある銀座線のホームも少し変わり、ビル内にあったホームが手前に移ります。

電車の上にペデストリアンデッキができるそうですよ。

そもそも、地下鉄が地上3階にある街なんて、他に類を見ない特殊な地形。
街自体がすごい「すり鉢」型なのです。







暑い日でした。終了後は冷たいビールが美味しかった〜
また来年に、第三回渋谷トレッキングツアーは開催されるみたいです。
今回も一般の方も参加されていました!素晴らしい!

 

建築専門誌

  • 2013.01.07 Monday
  • 22:56
 ここ1年半ほど、建築専門誌をとっていません。
以前は年間購読を2雑誌、気になる雑誌を年間数十冊、常に買っていました。

建築の世の中がどのような動きをしているのか、
ほかの建築家がどのような作品を創っているのか
どのような攻め方をして建築しているのか…など
情報源として得ることができるメリットがあったからです。

建築専門誌(一般の方はあまり読まないと聞いています。)は
概ね1冊あたり二千円を下らない雑誌です。

事務所の業績が芳しくない場合、リストラの最優先項目として
建築雑誌が第一にカットされす…(うちの場合だけか?)
それ以来、雑誌からの情報はある程度閉ざされました。

しかしこの1年は大きなコンペも少なく、数少ないオープンコンペの情報は
インターネットからでも得れました。
さらに他の建築家の方の作品も、ネットを使えばある程度のものなら
垣間見ることができました。
となると専門誌の力もあまり大きくなかったように感じてきます。

そうはいうものの、写真から見る表層の部分は観れるのですが、建築家の
込めているコンセプト、創り手の論理は写真を見ただけでは分からない。
それらは論文や説明・概要を読まないと分からないものなのです。
それらを読めないということに最初は焦りを感じました。

でもよくよく考えてみると建築家が産み出す建物は、最低でも
完成まで1年は時間がかかります。(もっとかかることもある…)
ということは、発表された時にはもうすでに古いのであります。
その古いコンセプトに感心したり、意見をもったりしていただけだった…
そして自分の軸となる根本的な概念が見えなくなっていた…のでしょう。

この1年半、僕にとっては良かったかもしれない。(と、負け惜しみ的に?)。

実際、しっかりと自分の概念を持ち、それで勝負していけば良いのであって
どこの誰が何を考えていようが関係ないのだと今は思いますしネ。
※語弊があってはいけませんので弁明しますが、当然、お客様=お施主様の
ご希望はかなえた上でプラスアルファの話ですヨ。

10年目

  • 2012.12.26 Wednesday
  • 22:31
JUGEMテーマ:建築/旅
DSC_0025-S.jpg 今日から事務所を構えてから10年目に突入しました。

 長い長い苦節の苦年…いや9年が過ぎました。
 この1年は充実の充(10)年目としたいです。

 事務所を運営するということが、こんなに辛いものだとは
 分かっていませんでした。

 だからこそ会社を興して苦労し努力してきた方々とは、
 色々な面でとても共感するものだと感じています。

 そんな方々から助けていただき続け、今がある…ということで、
 本当に皆様に助けられ、支えられてていると感じています。

 本当に感謝の9年間でした。

 これからも仕事をいただいた方には誠心誠意、心を尽くして設計に取り組んでいきたいと思います。
クライアント様のために、より良い建物を生み出していきたいし、それが良い街づくりにつながるよう努力していきます。
 
写真:(仮称)墨田区緑集合住宅【建設中】
牛込昇建築設計事務所 牛込昇

ロビー邸

  • 2011.02.16 Wednesday
  • 11:04
JUGEMテーマ:建築/旅
F.L.W Frederick C.Robie House
写真は故フランク・ロイド・ライトの作品、ロビー邸。
キャンティレバー(持ち出し)の庇が特徴のプレーリースタイルといわれる建築です。

僕は決してライトに傾倒しているわけではないですが、
何か通常では考えられない長さや迫力や巧みな構造などには感動します。
この建物の庇には感動しました。シャープな水平ラインも効いています。

F.L.W Frederick C.Robie House 建物はアメリカのシカゴにあり、
 内部は見学ができます。
 1906年の竣工だから、もう100年も
 経っているのですがライトの財団が
 しっかりと管理をしています。

 内部はライトの真骨頂である細かな
 ディテール&ステンドグラスが
 ふんだんに施されており、ライトファン
 のにはたまらないのではないでしょうか?
 可能な方は是非、実物を。


 

仙台出張2

  • 2011.01.30 Sunday
  • 21:13
JUGEMテーマ:建築/旅
1月の仙台出張の際に「せんだいメディアテーク」(設計:伊東豊雄氏)に立ち寄りました。

ここへ来たのは2度目です。もう何年も前に完成しているこの建物は、来れば必ず感動します。姿や形というより、この建物の利用者が非常にのびのびと存在しているのを見ることが非常に感動するのです。
内部にはホール、個展などのできる空間、図書館、地域のリファレンス的な機能があったり…複合的な空間です。

これまで公共建築というのは用途が限定され、その用途を満たす器として考えるのが一般的でした。複合用途建築では各用途ごとに明確なゾーニングがされたり、目的によって使用が制限される空間も多かったりしますが、この建物ではそうでなく人々がほぼ全ての場所に自由に出入りができます。人々が自由に動き、自由に留まり、空間はそれを許容する能力がある。ランダムに配置されるスツールに腰をかけると、ゆったりとした時間が流れるのです。

各階にはエレベーターや階段や吹抜けがチューブ状に床を貫通しており、その透明性をもって視線を水平・垂直に貫通させて、あたかも「裏」が無いような錯覚を覚えるのです。
このガラスの箱の建築は、それまでの公共建築を超越したすごい建築だと思います。

BOOOK

  • 2011.01.17 Monday
  • 22:44
ここに本文を記入してください。
JUGEMテーマ:建築/旅

東北大学に行ってきたました。
1年くらい前に、代官山の山本・堀アーキテクツの堀先生のところへ遊びに行かせていただいた時に模型を見せていただいていた建築で、名前は「BOOOK」。
「O」が1つ多いのは間違いではなく、ブークと読みます。
本屋とコンビニとカフェが併設されており、学生さんが各々の時間を過ごしていました。 
内部に入るとデザインされた格天井が目を引きます。集成材の梁が金物で繋がれ、さらに鉄骨の支柱と組み合わされています。結合部にはトップライトが忍ばせてある。。。
さらっとした中にディテールが緻密に考えられているのがなかなか良かったです。

トイレが奇抜!
ちょっと「遊び」が見られます。



仙台出張

  • 2011.01.08 Saturday
  • 21:04
JUGEMテーマ:建築/旅

先程、一泊二日で仙台出張から帰ってきました。

今回の仙台は集合住宅の外観&エントランスのデザイン監修のお手伝いに関するもの。今日から販売センターのオープンということで、モデルルームと模型のチェックに行ってきました。

野村不動産の「プラウド片平 西公園」という15階建ての集合住宅です。
モダンでデザイン統一した良いマンションです。仙台の皆様どうぞ宜しくお願いします。
←オープン前夜のモデルルーム。
青葉通りにあります。





空いた時間で少しだけ仙台の建築探訪をしてきました。
山本・堀アーキテクツさんの東北大学のカフェテリア「BOOOK」や
伊藤豊雄さんの仙台メディアテーク・・・他
何日かに渡ってブログUPします。
牛込昇建築設計事務所 

コルブの国立西洋美術館

  • 2010.12.17 Friday
  • 16:54
JUGEMテーマ:美術館
 
北浦和の友人の現場をチェックしに行った帰り、夜の打合せまでに時間があったので国立西洋美術館に寄りました。
50年以上前に国立フランス美術館(仮称)という名称で、設計者としてル・コルビュジエ氏、協力者として坂倉準三氏、前川國男氏、吉阪隆正氏からの協力を受けて完成したそうで、日本で現存する唯一のコルブの作品だとか。

企画展のアルブレヒト・デューラー展を観ました。
版画〜あれほどの緻密さを過去に見たことがない・・・というほどの〜作品たちは超感動モノです。
これ創るのに時間がかかるだろうな…なんて単純なことも想ったりして。

僕はいつも、芸術だけでなく建物もじっくり観賞させてもらっているので、見終えるのにすごく時間がかかります。(もとは十分にとっている!?)
しかし、昨日は夕方に入ったので、すぐに終了時間(17:30)が来てしまい、常設展のほうは焦って速足で…今度は早い時間に来るとします。

ソロモン・グッゲンハイム美術館

  • 2010.12.14 Tuesday
  • 21:28
JUGEMテーマ:建築/旅 Guggenheim Museum
ニューヨークのセントラルパークの東側、5thアヴェニュー添いにこのグッゲンハイム美術館はあります。
近代建築三大巨匠のうちの一人、フランク・ロイド・ライトの作品です。

逆三角錐のスロープと大きなトップライトが特徴の美術館です。建物に入るとまずエレベーターで最上階へ。そこから螺旋状のスロープをだらだらと下っていきます。スロープ状の通路も幅が広く、美術品の展示もされています。
Guggenheim MuseumGuggenheim Museum


このスロープにはトップライトから自然光が降り注ぎますが、そもそも美術館というのは美術品は紫外線と相性が悪い(劣化のため)。
なのに展示室に堂々と大きなトップライト。
フランク・ロイド・ライトは常識を覆す考え方を大胆に、そして真摯に対峙してこの建物を創造しています。感動です。
何事も、やってできないことなどは…無いのです。

1959年竣工なのに…こんな特殊な美術館も他にはないので、是非NYに行った際は訪れてみてください。

真摯さ

  • 2010.11.09 Tuesday
  • 21:15
 
建築に長いこと携わっていると、いろいろな方と関わりをもちます。
真剣に取り組み作る人、身を犠牲にして頑張る人、(住む)人にとってより良いことは何かを考えている人、困っている人を助けようとする人・・・
一方、こんな方にもめぐり会います=適当に考えている人、手間を惜しむ人、保身しか頭にない人、利益しか頭にない人・・・
現実に建築に携わる人にはいろいろな人がいます。
しかし、建築に携わる人の人間性の中で絶対必要条件は「真摯さ」だと思います。

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